サロンで行なうメルマガのコツ(2)

サロン経営コラム

メルマガを送る上で大切な「書き方」についてですが、
基礎的なことやマナー、文章のコツなどについては
ネットでも調べられますし、良い本も出ていますので
そちらをご覧いただければと思います。

(個人的には、メルマガコンサルタント平野友朗さんの
「小さな会社の最強メルマガ営業術」という本や、
メールそのものの書き方については
「ビジネスで好印象を与えるメールの7つの決まりごと」
という本が分かりやすくておすすめです。)

私は、「サロンならでは」のコツについてお話ししますね!

・誰に読ませたいのか?

メルマガは、何千人に送っても費用は同じですが、
ここでも実は絞り込みが必要です。
うちのサロンの場合、あえて数名しか送らない場合もありますし、
全員の方に送ったとしても、ある方法で絞り込んでいます。
実は、絞り込んだほうが、その後の結果につながりやすくなるのです。

これは、拙著「ちいサロ」の74ページにも書きましたね。
「女性の皆さん」よりも「40代のOLの方」と限定したほうが
反響は増えるというものです。

たとえば、痩せている方にダイエットの話題を書いても反応はありません。
美肌に興味のない方にフェイシャルの話を書いても、興味は示されません。

興味のない内容を送り続けると、
そのうちにメルマガ自体を読まなくなってしまいます。

顧客管理がしっかりと出来ていれば、
これまでに受けられたメニュー履歴から、その方の興味のあるものを調べて
送る相手を絞り込むことも可能でしょう。
でも、顧客管理をしていない場合、どうすればいいのか?

答えは・・・
「読んでもらわなければ良い」のです。

どうすればいいのか?? 簡単です。
「今日はダイエットの話題ですので、気になる方だけお読みくださいね」
と最初に書いておけばいいのです。

もっと強気なら
「ダイエットに興味のある方だけお読みくださいね!」
というやり方もあります。

いちばん問題なのは
「せっかく読んだのに、役に立たない内容だった」
と思われてしまうことなので
興味のない方は最初から読まないようにしておくことが大切です。

まあ、読むなと言われれば、読みたくなってしまうんですけどね、、(^_^;)

・長文は控え、ブログに連動する

最近は、スマホを利用されるお客様が増えたので
昔に比べれば長文のメールも読みやすくはなってきましたが、
それでもやはり、長い文章は嫌われます。
(わ、私のメルマガは、あえて長文にしていますので、、、汗)

特に携帯のアドレスに送る場合は、なるべく短い文章で
まとめることが大切です。

でも、どうしても長くしたい場合もありますね。
その場合はどうすればいいのか??

「くわしくはブログをご覧くださいね」と
ブログのリンクを貼っておけばいいのです。

実際、メルマガは文章ばかりですが、
ブログには写真も貼れるので見やすくなりますし、
メルマガよりもブログのほうが、なぜか長文も苦になりません。
その後のホームページや予約への移動も楽になりますので
けっこう、サロンにとってもお客様にとっても有効な方法です。

・パーソナルな話題を入れる

これは、誤解されているサロンさんも多いですが、
私は、送り人が「店名」になっているメルマガはあまり読みたいと思えません。
誰が書いたのか?その担当者の「個人名」で書いたほうが、読みたいと思えます。

これはニュースレターもブログもホームページも同じです。
書いた人の「顔」が思い浮かぶことが大事です。

そのために、ただキャンペーンの情報やうんちくを書くのではなく、
ちょっとしたあなた自身の日常の話題や、
人間性、ぬくもりが見える話題を添えるのです。

このあたりは、フェイスブックをやられている皆さんなら
得意分野だと思いますので
ぜひメルマガにも取り入れてみてくださいね!

・お得な情報をお贈りする

やはり、メルマガをお送りする以上、読んだ方が「読んで良かった」と
思っていただかなければ意味がありません。
ためになる情報や、クスリと笑えるお話、サロンのお得な情報や
ワクワクする話など、盛り込んでいきましょう。

でも・・・・キャンペーン情報など
宣伝ばかりだと読まなくなってしまうのでは???

たしかに、宣伝ばかりだと読まなくなってしまいます。

そのために、パーソナルな話題や、笑い、豆知識などを入れていくのが
重要なのですが、もうひとつ重要なことがあります。

結論から言うと、
私のサロンでは、毎回キャンペーン情報を載せています。
そして毎回、驚くほどの反応が返ってきています。

それは、「キャンペーンに対する考え方の違い」です。

キャンペーンって、宣伝でしょうか?
サロンの売上ノルマを達成するためのものでしょうか?
集客するためのものでしょうか?
私は違うと思います。

キャンペーンとは、お客様にワクワクしていただくためのもの。
だからうちでは、安易な割引だけのキャンペーンはやりません。
毎回、お客様が楽しめてワクワクできて満足できる、
そんなキャンペーンを考えて作っています。

だから、宣伝ではないんです。
それ自体が、ワクワクすることなのです。

そういう風に考えていけば、メルマガを書くこと自体も
楽しくなってきますね。

売り込みではなくワクワクを。
それがメルマガの最大限のコツなのだと思います。

・お名前で呼ぶ

お客様をお名前で呼ぶことの重要性については
これも拙著「ちいサロ」94ページに書いてあります。
が、、一斉に送るメルマガなのに、お名前で呼ぶってどういうことでしょう?

他の人のメルマガを受け取ったことのある方なら分かると思いますが、
よく、文章の途中で「〇〇さん」って、あなたの名前が書いてあったりしますね。
あれ・・・一人ひとり書いて送っているわけじゃないですよ、、、(^^ゞ
さすがに、何千、何万人に一人ひとり名前を打ち込むことは出来ません。

あれは、「差し込み機能」といって
一人ひとりのお名前や特定の単語を、自動で入れられるようになっているんですね。
最近のメルマガは、大体それぐらいの機能は付いていますから、
それを活用すると良いです。
やはり、文章の最初や途中などで、自分の名前で呼びかけられると
お客様も嬉しいですね。
(ただし、やりすぎるとイヤラシイので注意です(笑))

以上、他にも書きたいことはありますが、おおよそこの辺りに気をつければ
反響のあるメルマガは書けると思います。

次回は、機能的な面もふまえて、
どんなツール(道具)をつかってメルマガを送れば良いのか?
いろいろとご紹介していきますね!

それでは!

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